CT検査

  • 2019/6/4
 

CT装置の中心にある大きな穴に体を入れて、X線によって体の様子をコンピュータで処理し画像化する検査です。体の輪切りの断面写真が得られ診断に大変役立つ検査です。
当院では、Philips社製のCT装置2台が稼働しています。

Ingenuity Core IQon Spectral CT

2019年4月にPhilips社製の最新鋭である二層検出器CT装置「IQon Spectral CT」を導入しました。

従来、120kVが最大値の連続X線(様々なエネルギーが混ざった状態)を利用して1種類の画像を作成していました。
本装置では2層の検出器を用いて、スペクトラル画像(任意で選択したエネルギーの画像や複合的な画像解析処理をした画像 … 種類でいうと100種類以上)というものを作成することができるため、
今までのCT検査では得られなかった情報を用いて画像診断をすることが可能となりました。撮影方法は従来と変更はなく、今までと同じように検査を受けていただけます。

また、スペクトラル画像で低エネルギー領域の画像を用いた場合、造影剤のような実効原子番号が高い物質のCT値が高く表示されます。
これにより、造影剤を用いた検査では従来よりも造影効果が高く得られるようになりました。(白黒の濃淡で画像は表示しますが、白黒の差がはっきり出せるようになりました。)
逆にこの作用を利用することで半分以下の造影剤量で従来と同等の画像を得ることができるようになったので、
腎機能が悪く造影検査が困難であった患者さんに対しても検査を行うことが可能となる等、検査の適応拡大に貢献できるようになりました。

実効原子番号画像:カラーマップで物質を表示
肺塞栓などが発見しやすくなります
ヨード密度強調画像:造影剤(ヨード)の密度を濃淡で表示
カルシウム抑制画像:骨髄浮腫の診断に有用
MRI等の代替に期待されます。

検査当日の食事について

検査前に水やお茶などの水分はお飲みいただいて結構です。(ただし、ジュース、砂糖入りコーヒーなどはご遠慮ください。)

腹部以外のCT検査を受けられる方は、食事制限はありません。

腹部のCT検査を受ける方に限り、主治医の指示に従って絶食をおこなってください。(基本的には検査を行う直前の食事を食べないようにお願いします。)

 

当院ではCT装置で以下のような検査も行っています。

大腸CT(CT ー Cholonography)

内視鏡を使わずに大腸を診断する検査です。肛門から少しだけチューブを入れてそこから炭酸ガスで大腸を膨らませてCT撮影を行います。
大腸の検査はしないといけないけど、内視鏡は苦痛だろうと思われる方はこの検査で代用できる可能性があります。

仮想注腸像 腸管展開画像 仮想内視鏡

 

冠動脈CT(Coronary CT Angiography)

静脈注射から造影剤を入れて冠動脈の評価を行う検査で、心臓カテーテル検査よりも低侵襲に行うことができます。
石灰化や血管の狭窄を精度高く画像診断で捉えることができ、この検査で異常がなければ冠動脈疾患がないといえるといった報告も論文などでされています。
曲がっている血管を伸ばして観察したり、立体的に心臓や血管を評価することもできます。

ストレートCPR 3D画像

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