病院のご案内 院長挨拶

  • 2020/6/2
 

淡路島を支える

四方を海に囲まれた、半閉鎖地域の唯一の公立病院
 兵庫県立淡路医療センター(以下、当センター)は、淡路島唯一の公立病院、かつ中核病院として13万の住民の医療を支えています。当センターの最大の特徴はその立地条件、つまり、四方を海に囲まれた半閉鎖地域にある事で、北は明石海峡大橋で神戸市と、南は大鳴門橋で鳴門市と車で往来できるものの、地続きの地域とは医療事情が大きく異なっています。例えば、救急車は橋を渡っての救急搬送を基本行わないので、救急には広く対応しうる体制作りが我々には必要です。

島内完結の医療を目指して
 開院は昭和31年に遡りますが、置かれた環境の特殊性ゆえ、開院以来、島内完結の医療を目指して診療機能の充実に絶えず取り組んできました。平成25年の新築移転時に救急科を新設し、それまでの救急センターを地域救命救急センターに拡充。平成28年には糖尿病や血行障害による下肢の慢性創傷の集学的治療を行う「足のきず総合治療センター」を、平成29年には防ぎえる外傷死の減少と外傷による機能障害の軽減のために「地域外傷センター」を新設しました。平成28年には神経内科(現脳神経内科)を新設し、診療科は28診療科となっています。
病床数は441床で、うち377床が急性期病床です。これは淡路島全体の急性期病床のほぼ半数にあたり、淡路島の急性期や高度専門医療に当センターの占める役割が極めて大きい事を示しています。

高度急性期・急性期医療の追求と地域包括ケアシステム推進支援が両輪
 淡路島の人口は13万人で、近年は毎年1600人前後の人口減少が続き、一方で、65歳以上の高齢者人口比率も37.5%(令和2年2月1日)と兵庫県下で高齢化が最も進んでいます。このような地域で我々に求められる医療は、一つが今まで推し進めてきた高度急性期・急性期医療を疾病構造の変化に対応しながら継続する事と、もう一つが地域包括ケアシステムをしっかり支える仕組を作る事です。年をとっても介護に頼ることなく元気に生活できる事が重要です。骨折予防を目的に、当センターの整形外科医が中心となって島内の骨粗鬆症ネットワーク作りに取り組んでいます。一方で、高齢者の増加に伴い心不全も急増しています。心不全では、重症化予防と再発予防が重要です。病棟では、多職種からなる心不全チームが心不全カンファレンスを行い、再発予防に成果を上げています。また、当センターの看護師が退院前後訪問を行い、地域の訪問看護との橋渡し役を担う取り組みや、循環器内科医による連携病院への診療応援といった取り組みを始めました。
最終的には、淡路島を健康で長寿な島にできれば、島外からの人口流入も期待でき、人口減少にも歯止めが掛かるのではないかとひそかに期待しています。淡路島の医療環境も刻々と変化します。当センターは基本理念として、良質で安全な医療の提供を掲げていますが、今後も立ち止まることなく変化する環境に柔軟にかつ的確に対応していきたいと考えています。

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