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病院のご案内

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院長挨拶

淡路島の医療を支える

 兵庫県立淡路医療センターは、昭和31年の開院以来、淡路島の中核病院、唯一の公立病院として地域住民の医療を支えてきました。平成25年5月に現在の地に新築移転し、これを機に淡路島の救急医療をより盤石なものにするために高次の救急に対応し得る救命救急センターを整備し、一方で効率的な医療を提供する目的で病棟に臓器別診療体制を敷くなど診療機能の充実をはかりました。それ以降も、がん診療連携拠点病院におけるがん診療、特に国が強く求める緩和ケアの充実を図るために、平成28年4月に緊急緩和ケア病床4床を整備するとともに緩和ケアセンターを立ち上げ、同年8月にはそれまで外来診療のみであった神経内科の常勤化を実現し、さらに糖尿病や透析患者さんの慢性の足の傷(難治性潰瘍・壊疽)を複数診療科・多職種で専門的に治療する“足のきず総合治療センター”を同年11月に開設するなど、良質な医療を提供するためにたゆまぬ努力を重ねています。 地域医療構想*では、今後も当センターには淡路島の高度急性期・急性期医療を担う基幹病院としての役割が求められています。しかし淡路島は、65歳以上高齢者人口比率が34.8%(平成28年2月現在)と兵庫県10圏域でも最も高く、20年後の日本を先取りする超高齢化地域です。つまり、このような状況を考えた場合、当センターには、既存の診療機能の一層の充実とともに、整備が急がれる地域包括ケアシステムをしっかり支えることができる新たな機能を兼ね備えることが求められます。具体的には在宅医療や予防医学を地域の医療機関や介護福祉施設と連携を取りながら推し進めることで、他の地域に誇りうる地域包括ケアシステムの早期実現を目指したいと思っています。高齢化の著しい淡路島では大腿骨骨折が多く、当センターの年間手術件数は200件を優に超え近畿一の手術件数を誇るまでになっていますが、骨折が多いことは住民にとっては憂慮すべきことで、今後は我々としても骨折予防に力を注ぐなど、高齢者がいつまでも健康な生活を送ることが出来る淡路島を目指して医療を行って行きたいとの思いを強くしています。

 淡路島の医療環境も刻々と変化します。当センターは基本理念として、良質で安全な医療の提供を掲げていますが、今後も立ち止まることなく変化する環境に柔軟にかつ的確に対応することで、住民の皆様に安心して当センターで医療を受けていただけるよう、職員一同頑張っていきたいと考えています。

兵庫県立 淡路医療センター
院長 小山隆司


*地域医療構想:団塊の世代が75歳を迎え、医療・介護需要が最大となる2025年に向けた医療計画。